アウトドアやスポーツ衣料は機能に特化し便利で見た目も良いので、本来の用途よりも日常着として定着しているという人も多いと思われます。

ファッションを求める人はコートやジャケット、ウールやギャバジンといったエレガントな天然素材を取り入れる比率が高いと思われます。

今回のウールトラックジャケットは、ではアウトドアやスポーツデザインをエレガントな天然素材で造ったらどうか、という考えで進めています。

化繊も生産性や機能特化だけに向かっているというわけでもなく、組成の昇華プリント技術など「風合い」表現に最新のテクノロジーを使っている事からも、人間は何処まで行っても有機的な存在で、自然に回帰するのだなと思います。

「風合い」というものは時たまハッとする鮮度を感じたりじわじわと湧いてくる幸福感など所有欲やクリエイティビティ―な情動をもたらしてくれます。ウールのアウターは特にだと感じています。

price 69,300 yen (63,000yen+tax)

color NAVY&GREY

SIZE 46/48

MADE IN JAPAN

余談ですが、最近免許の更新をして免許証の写真を見て、ここへきて1段階老けたなーと思った自分ですが、加齢に抗う感じを出さずに違和感なく年齢不詳なところに誘ってくれるのは「風合い」のある天然素材の服のおかげだと分析しています。

化繊がだんだんしっくりこなくなると感じる頃、目を向ける方向性としてシャツや梳毛や紡毛のテーラードジャケットが身なりとしても良いのは確定的ですが、選択を誤ると違和感が無いゆえ一気におじさん化する危うさも秘めていますので、自分的にはありそうでないデザインと素材のこの位置付けのウェアはお薦めです。