2022/10/06 17:12
price 53,900 yen (49,000yen+tax)
color GREYNAVY
SIZE 46/48
MADE IN JAPAN
オーセンティックなトラッドウェアは長い年月を経て改良され尽くした完成されたものであると思います。
移り変わる流行や時代に流される事無く現在も存在し得るという事は、国家における憲法のようにその時の気分で気軽にいじってはいけない存在なのかも知れません。
しかし、伝統であり代名詞的な「ドッグイヤー」が長年どうしても良いと思えず、解釈で端正な襟型に設計。
俯瞰しつつハリントンジャケットから逸脱しない事を注視しながら、ラグランスリーブはソフトシェルなどの系譜である幾何学ラインを描くデザインへとGarage.U.Wとしての美意識で構成しました。
長く付き合えるものという事は、上質であるだけでなく耐久性を兼ね備えなければ成立しません。
両玉縁のファスナームシ隠しの仕様にも関わらず、付属はファスナーの最高峰エクセラのホワイトブロンズを使用。
普段は隠れていますが、面を研磨されたエレメントが所作のたびにキラッとする日本的な美意識です。
ドッグイヤーと共に伝統であり代名詞的な「タータンライニング」も意識せずに最新のコットンキュプラ交織ベンベルグを採用。
トラックジャケットにも採用したもので着心地最高級です。
WOOLのリブも通常よりも生地幅が短く密度を高め編み立てられたものを使用。
合わせが必要で生産効率が悪い反面、着用感が違います。
ファスナー、ライニング、リブ、の品質は通常の付属の数倍のコストを掛けたものを使用しています。
見えないところですが、襟、身頃、玉縁などにそれぞれ違う性質の芯地を使用しています。特に襟のしなやかな立ち方はパターン設計との合わせ技の影響によるところが大きいのです。
ギャバやコーデュロイではなく、梳毛（スーツ地）を使用することでエレガントさを感じられるシルエットに仕上がっています。色々と注目ポイントを記してまいりましたが、一番はやはり生地にあります。ブルーグレーのウールポリエステルドビークロスは風合いと耐久性を兼ね備え、ハリントンジャケットとしては既視感の無い印象です。
今回のドビーバージョンは今回の生産分で終わりです。
次は梳毛のような風合いのまま生地の超耐久性を持つCORDURAWOOLGABA（BLACKCHARCOAL）のバージョンを控えています。
Garage (ガレージ）
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