防寒機能に特化したウェアは1着で完結してしまうので、それ以外の方向性としてレイヤードやセットアップによる奥行きで表現するものも考えています。

トラックジャケットとソフトシェルのコンビはスポーツやアウトドアデザインを天然素材で構成して、風合いやレトロ感などの叙情要素を付与しています。

そのような事をイメージして出来上がったものにはタイムレス、エイジレスという曖昧さがあり。一見普通でありながらその曖昧さによるファッションやブランドの概念から外れたスタイルとなり、「我が道を行く」というような他者承認よりも自己に向いたベクトルなところが表現として好きな感じです。